このブログが付属していた「イラストサイト猫ヶ森美術館」は
2016年2月23日をもって閉鎖いたしました。
長らくご愛顧ありがとうございました。
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近所の公園で遊ぶ子供らの、賑やかな声を聞いていたら思い出しました。
これは私が小学生のころに、おっかさんに聞いた話です。
私が子供のころ、近所に美男美女の夫婦が住んでいたのです。
子供らもそろって美少年美少女で。
私は、ふたつみっつ年下の、そこの家の子らがあまり好きじゃなくて、一緒に遊びたくありませんでした。
その家のおばさん(当時は子供のいる人はみんなおじさんおばさん)がちょっとアレな人で。
うっかり顔を合わせると、うんざりとかげんなりとかっていう感情が湧きあがってくるといえば何となくわかるでしょうか。
子供もそろってそんな感じの子たちだったので。
たまに顔を見るおじさんが、すっごい美人だけどちょっとアレな奥さんの悪政に耐えてるのかと思うと子供心にもいかにも気の毒でした。
あるときうちのきょうだいのひとりが「あの家のおじさんは、顔で奥さんを選んだよね。もっといい人いただろうにね。」ってこましゃくれた軽口をたたいたのです。
普通だったらさ、「まあ、年上の人にそんなこと」なんて、たしなめる場面ですよ。
でもうちのおっかさんはそれを聞いて
「最初はね……あの家にはおじさんがお兄さんだった時ひとりで住みはじめたのよ……」
と訳知り顔で昔話を始めたのです。
ある家に、独身のお兄さんがひとりで住んでいました。
すごい美人だけどちょっとアレな女の子が、そのお兄さんにぞっこんのくびったけで、毎日のように押し掛けてきていました。
(この辺のいきさつは近所のおばちゃん連中は「またか」みたいな感じで皆知ってる)
お兄さんはその女の子を全然相手にしていませんでした。
ある時お兄さんは大病を患って入院してしまいました。
ちょっとアレな女の子が病院で熱心に看護しました。
退院したら、お兄さんはそのちょっとアレな女の子と結婚してしまったということです。
という話を聞いて
「弱みに付け込む○○が守護天使を装って病床の枕元に現れた感じだね」
と口から出かけたけどそれはやめました。おっかさんの手前さすがに言い過ぎだと思ったので。
夏の怪談のように思い出しました。
えっと、まあつまり、ナニかに付け込まれないように心身とも健康でいようっていう話でした。
これは私が小学生のころに、おっかさんに聞いた話です。
私が子供のころ、近所に美男美女の夫婦が住んでいたのです。
子供らもそろって美少年美少女で。
私は、ふたつみっつ年下の、そこの家の子らがあまり好きじゃなくて、一緒に遊びたくありませんでした。
その家のおばさん(当時は子供のいる人はみんなおじさんおばさん)がちょっとアレな人で。
うっかり顔を合わせると、うんざりとかげんなりとかっていう感情が湧きあがってくるといえば何となくわかるでしょうか。
子供もそろってそんな感じの子たちだったので。
たまに顔を見るおじさんが、すっごい美人だけどちょっとアレな奥さんの悪政に耐えてるのかと思うと子供心にもいかにも気の毒でした。
あるときうちのきょうだいのひとりが「あの家のおじさんは、顔で奥さんを選んだよね。もっといい人いただろうにね。」ってこましゃくれた軽口をたたいたのです。
普通だったらさ、「まあ、年上の人にそんなこと」なんて、たしなめる場面ですよ。
でもうちのおっかさんはそれを聞いて
「最初はね……あの家にはおじさんがお兄さんだった時ひとりで住みはじめたのよ……」
と訳知り顔で昔話を始めたのです。
ある家に、独身のお兄さんがひとりで住んでいました。
すごい美人だけどちょっとアレな女の子が、そのお兄さんにぞっこんのくびったけで、毎日のように押し掛けてきていました。
(この辺のいきさつは近所のおばちゃん連中は「またか」みたいな感じで皆知ってる)
お兄さんはその女の子を全然相手にしていませんでした。
ある時お兄さんは大病を患って入院してしまいました。
ちょっとアレな女の子が病院で熱心に看護しました。
退院したら、お兄さんはそのちょっとアレな女の子と結婚してしまったということです。
という話を聞いて
「弱みに付け込む○○が守護天使を装って病床の枕元に現れた感じだね」
と口から出かけたけどそれはやめました。おっかさんの手前さすがに言い過ぎだと思ったので。
夏の怪談のように思い出しました。
えっと、まあつまり、ナニかに付け込まれないように心身とも健康でいようっていう話でした。
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